子供からお年寄りまで楽しめる駒沢オリンピック公園まで徒歩9分の場所にあって日当たりが良く、バルコニーからは遠くまで見渡せる良い眺めのこちらの10階・南東角部屋のマンション。
渋谷まで乗車時間はわずか6分の東急田園都市線駒沢大学駅まで徒歩9分の立地に加え、マンションの近辺には“オオゼキ”という鮮度のいい生鮮食品を扱うスーパーマーケットやユニクロ、100円ショップやドラッグストア、ファミリーレストランなどが充実しています。
1972年に建築されたこちらのマンションを今回は最新の設備と居心地のいい内装にリノベーションさせていただきました。
眺望の良さと生活の利便性が備わった希少物件
今回はわたし達がどのようにマンションをリノベーションしているのか!?をあなたに見ていただこうと、リノベーション前の状態のお部屋から、リノベーション中そしてリノベーション後のお部屋の撮影を重ねてきました。
一番初めに入った時のお部屋はどこか古臭いという印象でした。1972年(昭和47年)に建築されたマンションでは仕方のないことなのかも知れませんが、それは部分的にリフォームを重ねてお部屋を使って来られたんだなという印象でした。
わたし達が行う全てのリノベーションがそうだというわけではありませんが、今回はこの古臭いお部屋を全部ぶっ壊してまったく新しく創り上げていきました。
玄関から入った第一印象
毎日見る光景のひとつに玄関から入ったお部屋があります。一日の仕事を終えて帰宅した時に心落ち着く我が家の入り口には特にこだわりました。
こちらのお部屋は10階に位置しているため、光をよく取り込むため、取り込んだ光が空間全体に行き届くように壁紙にこだわりました。
また、来客された方がまず玄関に入って目につく物と言えば、シューズケース(下駄箱)です。これが洗練されていないと他のお部屋がどれだけ洗練されていてもその評価は下がってしまいます。だからこそ、シューズケース(下駄箱)ひとつにこだわっていきます。


玄関から入って右手にあるお部屋
もともと和室のこちらのお部屋は明るい洋室にしました。こちらのお部屋も光の入りが良いので部屋全体を白を基調にデザインすることでよりお部屋の明るさを演出しています。

収納スペースも使い勝手のいい大型のクローゼットに変えたことで、お部屋の利便性も増しています。



ホテルのバスルームを意識して
クリーム色が一般的なバスルームの内装ですが、こちらのマンションのバスルームは奥の一面だけを変化させて落ち着ける環境を演出しました。
湯船に浸かって一日の疲れをゆっくり癒やすと同時に多くの人はお風呂で考え事をします。そんな時に出来るだけ落ち着いていいアイデアが出て来るように内装にとことんこだわって設計しました。


独立した洗面スペースへのこだわり
わたし達が洗面スペースを使うタイミングは朝。慌ただしい朝に気持ちだけはゆったりとしていただこうと洗面台の形や色調にこだわりました。
洗面台の機能性が上がれば、洗顔や整髪などもスピーディーに行えます。


一人でゆっくり出来るトイレ
多くの人が個室のトイレは落ち着けるスペースだと考えています。
そんな一人で落ち着ける貴重なスペースであるトイレが居心地が悪いと心も休まりません。そのため、機能的かつ空間的なスペースに配慮した設計にしてあります。


使い勝手はもちろん、見た目もいいキッチン
ダイニングルームにあるキッチンは機能的であることは当然ですが、見た目のデザイン性も重要視されます。
キッチンのシンクもガスコンロもダイニングルームという空間を彩る役割があるからです。


ゆったりくつろげるスペースを一番に
壁も床も白を貴重にした理由は、光を良く取り込み反射するからだけではなく、どのような色調の家具を置いても綺麗にまとまる色だからです。
家族と恋人と友人とゆっくりくつろげるそんな場所をイメージして設計しました。


ベランダと洗濯機置場
数十年前に建てられた建物の多くは、お部屋のスペースを確保する理由で洗濯機置場を室外にするところが多かったようですが、現代は建築技術も向上して室内に洗濯機置場を設けてもお部屋の空間を削ることなく使えるようになりました。
しかし、室内に洗濯機があるというだけで生活感が滲み出てしまうことは否めません。そこで、


洗濯機置場に扉を付けることで普段は隠しておけるように設計しました。


お部屋から玄関へ続く廊下
壁だけではなく、廊下にも白を基調にしたフローリングにして、全体の統一感を大切にしました。

玄関も来客時に困らないように靴を何足も並べておけるだけの広いスペースを設けてあります。

10階からの眺望は遠くまで
10階というお部屋の位置の一番のメリットは眺望の良さです。晴れた日にはベランダに立ち外を見渡すだけで、気分爽快になります。
この景色だけは、わたし達が手を加えるところはまったくありませんでした。そのままの景色を存分に楽しんでいただけます。
