2018年07月
白い外壁、アール状のバルコニーのモダンな外観が印象的な閑静な住宅街にあるマンション
環状七号線沿いに12階建てのマンションがひときわ高くそびえ立っています。今回のお部屋はそんな高層マンションの10階部分の眺望の良いお部屋です。
元々2DKのお部屋で、築40年以上の当時のままの間取りで使われていました。
一つ一つのお部屋が狭く仕切られている上、洗濯機置き場がバルコニーだったため、高層階で眺望は最高ですが、風もかなり強く吹き付け、南東向きであるため、洗濯機の劣化も早くなりますし、そもそも、洗濯機置場が屋外というのは現在のニーズに合っていません。
そこで、南東側の部屋とダイニングを一つにして約12帖のLDKを造り、廊下の脇に扉付きの洗濯機置き場を配置しました。
給湯配管が室内のパイプスペースを利用していて給湯器が室内の水回り付近にあって居室スペースを圧迫していました。そこでマンションの管理組合と相談、エアコン用のダクトスペースを上手に利用し、給湯器をバルコニーに移設したことで、今風のトイレ、洗面、浴室を確保することができました。
リフォーム工事を行っている時期が夏であったことから“夏”をテーマにフローリングは白地を基調としてバルコニーにはウッドデッキを敷き詰めました。
そして、夏をイメージするラグやペアソファ、テーブルや装飾品をあしらって雰囲気を醸し出しました。
リビングの照明も、ダウンライトを配置して、夜は直接照明ではなく間接照明の雰囲気で落ち着いた空間を演出しています。
濃い茶系のパネルを一面に置くことでアクセントをつけたバスルームは、全自動でお湯溜めが出来るフルオートバスに。
トイレ内に独立手洗い所を設置するスペースが確保出来なかったため、タンク付きのトイレになっていますが、その分、すぐ近くの洗面スペースにはシャワーヘッドを付けて、鏡の両側にはしっかりと収納スペースを確保しています。
そして、洗濯機置場には扉を付けて、使用しない時には洗濯機が目に入らないよう配慮しています。
子供からお年寄りまで楽しめる駒沢オリンピック公園まで徒歩9分の場所にあって日当たりが良く、バルコニーからは遠くまで見渡せる良い眺めのこちらの10階・南東角部屋のマンション。
渋谷まで乗車時間はわずか6分の東急田園都市線駒沢大学駅まで徒歩9分の立地に加え、マンションの近辺には“オオゼキ”という鮮度のいい生鮮食品を扱うスーパーマーケットやユニクロ、100円ショップやドラッグストア、ファミリーレストランなどが充実しています。
1972年に建築されたこちらのマンションを今回は最新の設備と居心地のいい内装にリノベーションさせていただきました。
リノベーション中の状態