2021年02月
文豪に愛された街“三鷹”に立つ11階164世帯の大型マンション
昭和58年に建築されたこのマンションは水回りに大きな段差があり、またキッチンとバスルームが暗い雰囲気の物件。
そこで、今回のリノベーションで重視したのが、“ 明かりを隅々まで取り入れる ”ということです。
分譲当初の3LDKの間取りから、前オーナーは2LDKに変更して広々と利用されていた73㎡の広さを有効活用し、様々なライフスタイルの方の暮らしに柔軟に対応出来るようにリビングの隣に可動壁を設置することで2LDKとしても、3LDKとしても使えるようにしました。
仮に3LDKにしたところで、リビングは15帖以上はあるのでゆったりとした空間を保てます。
リノベーション時に部屋を解体、スケルトン状態にしたところ、コンクリートの躯体の状態がとても綺麗で、あえて天井を造らずにそのまま2.8メートルの高さを確保して最大限の開放感を演出。
お部屋全体が南側にワイドに位置しているため、リビングを含めた3部屋に光が差し込みます。
キッチンもあえて扉を取り付けず、木の格子で空間に仕切りをつけたことで、間接光が入るようにして明るさを確保できました。
これで、今回のリノベーションで重視した“ 明かりを隅々まで取り入れる ”をクリア出来ました。
ここからは、作り込んだ設備の要所要所です。
最初にキッチンは2400mmサイズを採用、浄水器と食洗機を標準装備に。
浴室は1416タイプを採用、アクセントパネルを使って落ち着いた雰囲気を演出。フルオートバスにしたことで、帰宅後直ぐに疲れた身体を癒やすことが出来ます。
トイレはタンクレスのサティスを採用、手洗いも余裕のサイズです。
玄関は下駄箱下に空間を設けて、そこに間接照明を付けたことで落ち着いた雰囲気を作り出しました。
“広さ”を最大限に活用して手掛けた今回のリノベーションは渾身の作品のひとつになりました。
“太宰 治”を始め、“森 鴎外”といった文豪が眠る三鷹は、中央線沿線でも人気のエリアで東京の住みたい街でも上位にランクインしています。
三鷹駅はJR中央線快速やJR中央・総武各駅停車を利用する事が出来、新宿まで約18分、池袋まで約27分、渋谷まで約28分、東京駅まで約36分、品川まで約45分、横浜まで約1時間4分ほどで移動する事が可能な利便性が高いエリア。
三鷹駅周辺にはオオゼキ、東急ストア、三平ストア、オーケー、QUEEN’S Iなどのスーパーがあり、東急ストアは深夜も営業しているので仕事帰りの買い物も出来るので嬉しいですよね。
お隣の吉祥寺駅と比べると人口密度がそこまで高くなく落ち着いた雰囲気があって、緑もたくさんあるのが人気の理由です。
今回はそんな三鷹駅の大型マンションのリノベーション事例をご紹介しました。
リノベーション前・工事中の状態