2020年07月
限られた土地の様々な制限の中で確保した快適な住環境の一戸建
仲六郷という京浜急行線「雑色」駅から徒歩7分の少し入り組んだ場所にある約15坪の限られた土地。
そんな土地を最大限有効活用して建てられた3LDKの新築戸建。
土地に建物を建築するには、建築基準法や各種条例など様々な制限があって、その中で建物をプランニングする際に今回一番受けた制限が「斜線」でした。
これは様々な角度から「これ以上建物を建ててはいけないよ」という目に見えない囲まれた枠の中に建物を収めないといけないという制限です。
この制限によって3階の北側のお部屋を作ることが難しかったのです。
3階が1部屋では2LDKになってしまい、3LDKの物件になりません。
その場合の対策としては土地を掘り下げる方法があります。掘り下げた分だけ高さを確保できるため、結果として3階北側にお部屋を造ることができます。
それでは、掘れ下げれば下げるほどよいかというとそうではなく、この建物は車庫も確保しようとしているので、あまり掘り下げてしまうと車庫スペースを造ることができなくなってしまいます。
設計士の方と何度も最適な高さを打ち合わせして、「3階に2部屋、ある程度車高のある車が駐車できる」深さを決めてやっと完成しました。
ウォシュレット付きトイレを2階と3階に設置して、バスはフルオートバス(自動でお湯張り、保温、追い炊き、乾燥機付き)。
シャワーヘッド付き洗面台に浄水器、食洗器付きシステムキッチン。
建物の全窓は防音、遮熱性の高いペアガラスを設置。
屋根には減震効果が高く強風や大雨に強い素材を使うことで家族の安全を守っています。
国道15号線と東海道本線の間に位置して、京浜急行電鉄本線の雑色駅周辺から六郷土手駅の先、多摩川までの一帯にある東京都大田区仲六郷地区。
最寄り駅の一つ、雑色駅は京急蒲田駅まで1駅、東海道新幹線・JR線・京急線が乗り入れる品川駅まで11駅と都内へのアクセスがしやすいだけでなく、お隣の神奈川県方面にも京急川崎駅まで2駅、横浜駅まで12駅と交通の便が良いところです。
雑色駅の名前の由来は京浜急行電鉄開業当時の地名だった雑色村に由来していますが、その後六郷村に編入され駅名にのみ当時の地名が残っています。
そんな場所にこちらの戸建があります。
新規建築中の様子