2018年05月
三軒茶屋駅から徒歩7分の静かな住宅街に建てられたテラスハウス
超極小と言っても過言ではない、小さな土地を活かしたアパートメント。今回の試みは、この43.06㎡(13坪)の土地にアパートの建築です。
アパートを建築するにあたり建築基準法はじめ、各種条例を遵守しプランを練ったところ、いくつかのプランが出ました。
まずは、一軒家の賃貸。
一番オーソドックスで、間取りプランも簡単に作成出来ますが賃貸では、少し難点が有りました。それは広さが広くなればなるほど坪単価から計算する賃料が割安になっていしまいますし、賃借人が退去するとその間は無収入となってしまうため一戸建プランは没に。
次はシェアハウス。
一戸建てに2世帯まで入居できるシェアハウスは、一世帯が退去しても無収入とはなりませんし賃料総額も一軒家よりは高くなりますがシェアハウスの運営が煩雑で更に世間的にシェアハウスのトラブルが増えてきていた時期だったのでこの案も没となりました。
そして最終的に決定したのが2世帯のロフト付きアパートです。
2世帯のロフト付きアパートなら、賃料総額も高くなりますし、空き部屋のリスクも半減できます。また、各部屋にロフトを取り付けたのが大きな点で、それぞれのロフトが6~7帖以上確保出来て、大きな収納力を発揮できるため賃料も普通の1Kより割高ですが納得して借りていただいています。
設備面にもこだわって、トイレはウォッシュレット付きのトイレを設置して、独立洗面台を設けました。浴室は賃貸では数少ないフルオートバスを採用、まるで分譲住宅の仕様と遜色ありません。
キッチンはやや小さいものの最新のIHヒーター内臓を使用、もちろん洗濯機置き場も室内にしっかり配置。
キッチンと居室の間にはガラス入りドアを取り付けて、キッチンの音や匂いをシャットアウト。照明はダウンライトを採用、調光付きなので、夜には光量を落としてリラックスするには最適です。
インターホンはモニター付きで、防犯対策も行き届いています。屋外には居住者専用の水場を取り付けて、ペット可でワンちゃんのお散歩帰りには足を洗うことも出来ます。
最後は、あると便利な宅配ボックス完備・・・設備仕様はこれでもかというほど、楽しみ満載です。
このように何気ない設備を快適に過ごせるために取り付けることにより、入居者さんに気に入っていただき、長く利用していただければ、結果的にオーナーにも安心感が生まれます。これからも、新しいこだわりを探して、チャレンジしていこうと思います。
三軒茶屋と下北沢を結ぶ世田谷区道の茶沢通りを真っ直ぐに下北沢方面に進み、少し住宅街に入ったところに今回ご紹介する新築物件のテラスハウスがあります。
日曜日には歩行者天国となるこの茶沢通りは三軒茶屋のメインストリートになっています。
そんな賑やかで利便性の高い場所に新しく建てられた様々なこだわり満載のテラスハウスをご紹介させていただきました。
リノベーション前の工事中の状態