2017年09月
閑静な住宅街に佇む機能性の高いのマンション
東急田園都市線「三軒茶屋駅」徒歩10分のところにあるタイル張りの外観で高級感のある落ち着いた雰囲気は、閑静な住宅街の中で調和の取れたマンションはあの住友不動産さんが分譲された物件です。
こちらのマンション、今回のリノベーションのポイントは、最新の設備とレイアウトと、居室の広さ確保と収納の充実の2点です。
1986年(昭和61年)に建立で、3LDKの間取りですが、一部屋一部屋が狭く、各部屋にクローゼットを造るとベッドの配置が難しくなるため、工務店の方と思案を重ねて上部が収納で下部にベッドを配置できるスペースを確保しました。
結果、各部屋には充実した収納スペースを確保し、また余裕のある居住スペースも実現しました。
元々、壁付タイプのキッチンでダイニングとは分離していて、暗く、壁が多くなるためスペース的にとても狭いものでした。
そこで、キッチンとダイニングの間の壁を撤去して、思い切ってアイランドタイプの対面キッチンを新設。奥まで明るい光が差し込む気持ちのいい空間に生まれ変わりました。
また、リビング横の居間との間は、弊社が好んで使用する3段可動式ドアに変更したことで、空間を広々と利用出来、来客時には個室として使えるという利便性を演出しました。
マンションならではの構造上の梁と壁の隙間には可動式ガラス棚を造作、小物を飾ってお洒落な空間の演出を楽しんでいただけます。
トイレはスペースにゆとりがあったため、タンクレスのハイセンスなトイレと、専用の手洗器を取り付け、トイレ上部には上部収納も造り、トイレットペーパーや掃除道具等がすべて隠せるようになっっています。
ユニットバスは1216タイプのフルオートバスを採用!明るさを求め、やはり白を基調としてデザインしております。
元々玄関スペースは広かったため、靴収納は腰高までとし、その上部にはエコカラットを張りつめました。
腰高の靴収納ですが、十分な容量があり、かつ玄関スペースが広く感じます。
また、この部屋は1階で専用庭があったため、庭部分に芝生を張り、樹木の下にはちょっとした花を植えられるスペースを設けました。マンションにいながら、戸建て感覚で、天気の良い日には庭で日向ぼっこもできますね
後に石橋楼に名前が変わった信楽は昭和20年4月の建物強制疎開令の影響で閉店、 角屋はもっと前の明治時代に閉店、火災で消滅したといわれる 田中屋(現在は瀬戸物店)の三軒のお休み処としてのお茶屋さん、つまりいまでいうところのカフェがあったことから三軒のお茶屋さん、 “ 三軒茶屋 ” と呼ばれだしたのが始まりで現在もその名称が引き継がれている街、「 三軒茶屋 」は東京の中でいつも住みたい街ランキング上位に入っている人気の街です。
戦後の昭和25年に出来た仲店商店街は現在ではエコー仲見世商店街と名称を変え、三角地帯へと広がり三軒茶屋の名所のひとつとして多くの人々に親しまれ栄えています。
そんな三角地帯を見下ろすようににんじん色だからという、ゆるいネーミングのキャロットタワーがそびえる、新旧の文化が織り成す味わい深い街の三軒茶屋から徒歩11分のところに今回ご紹介するマンションがあります。
工事中・リノベーション前の状態