2016年06月
世田谷区上町のマンション
玄関の扉を開けると奥まで広がる空間が飛び込んで来ます。
実は、こちらのお部屋の構造では玄関から入ると直ぐに柱の存在が壁になって圧迫感を感じたため、この圧迫感を解消するために玄関側の壁に大きな鏡を設置しました(画像の赤枠の部分)。そうすることで、玄関の扉を開けた時に鏡には外の景色が映り込んで、奥行のある空間を感じることが出来ます。
もちろん、鏡ですので前に立ってご自身の身だしなみのチェックが出来るわけですので、お出かけの際には姿見として一石二鳥の解決策となりました。
居室スペースは壁紙、扉、クローゼットに至るまで、思い切って白を基調に整え、フローリングはチャコールブラウン色でこの物件の特色が際立つ、シックな仕上がりになっています。
ダイニングルームと居室の間には、当社がリノベーション時に活用する“三本引き戸”を使用して、扉を全開にすれば、ひとつの大きなダイニングルームとしてお使いいただけるようにしました。
こちらの“三本引き戸”のポイントは引き戸の床面に通常ではあるような“レール”が無いため、ダイニングルームと居室の境目を感じさせません。そのため、空間同士の一体感が生まれます。
ホームパーティーや急な来客時には広々LDKとして、一人の空間が必要なときには個室として、使い勝手のいい仕様になっています。
キッチンは三口ガスコンロが設置してあり、シンクも広く設計されているため、お家時間が増えた昨今は重宝される方も少なくないでしょう。
バスルームには広めのバスタブを設置して、居住者の方がゆっくり疲れを癒せる設計になっています。
洗面台もトイレも洗濯機置場も限られた空間に利便性の高い製品を設置しました。
リノベーション前の工事中の状態