木の文化の日本の建物に住むということ

日本の建築は木の文化です。

古事記や日本書紀には、神様の身体に生えていた毛が元になり、ひのきすぎくすのきなど用途別に山野に植えたという記述があります。

そこから、わたし達が暮らすこの国は木つまり、木材が建築全ての基本になってそれは、現代のマンションにも当てはまってきます。マンションの造りそのものは鉄筋コンクリートだとしても、お部屋の柱や壁、天井や建具や家具まであらゆる部分に木材が使われているということは日々の暮らしの中で当たり前のこととして認識されていることでしょう。

更に言えば、木質系の材料を使用したフローリングの床は廊下だけでなく、居間なども畳に代わり広く普及していて、木に囲まれた住まいはわたし達日本人の中に根付いています。

ですが、大きな弱点がひとつ。

それは、石などに比べて木は劣化が早く、腐食しやすく、そのため、日本の建物は6世紀ごろから専門的な技術を持った大工さん達が古くなった建物の修理や再建を繰り返してきたという歴史があり、それが現代では古くなった建物の修理や再建は“リノベーション”と呼ばれるようになります。